2025/05/28
医学科

本学医学科第5学年 巻嶋駿太郎さんが学長賞を受賞

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学長賞を授与された巻嶋駿太郎さん

 2025年5月21日に開催された医学科教授会において、宮澤啓介学長より医学科第5学年の巻嶋駿太郎さんに「学長賞」が授与されました。

 巻嶋さんは、2025年3月22日、路上で転倒して負傷した方の救護活動にあたり、後日、救護された方から大学宛に感謝のお手紙が届きました。すぐに駆け寄って止血してもらい、救急車到着まで不安な中、優しく声をかけられ心強く感じた旨、感謝の言葉が綴られていました。

 今回、路上で負傷者に対し迅速かつ的確な救護措置を行った巻嶋さんの行動が医学生としての模範となるものとして、学長賞が贈られました。

受賞者コメント(対応状況報告)

医学科第5学年 巻嶋 駿太郎さん


 2025年3月、レストランで食事をしていた際、入口付近で大きな物音と共にガラスが割れた音がしました。入口の方向に目を送ると、ガラスの破片が周囲に飛び散った状態で人が倒れており、大量出血していました。

 私は即座に入口の方向へ向かい、医学生である事を伝えた上で、救急隊の方々が到着するまで、負傷者の方の容態が急変しないように対応しました。負傷者の方が落ち着くように声をかけつつ、清潔なタオルで傷口部分を押さえるようにし、近くにいた方に水を用意していただけるように伝えました。結果的には、救急隊の方々が到着するまで、負傷者の方の容態は急変することなく事なきを得ました。

 今回、このような事態に遭遇しましたが、私自身その場で適切な対応ができていたかどうか問われると、知識や技術の面で十分ではなかったと考えております。また、今回私がした事はある意味、人として当たり前の事であり、特に将来、医療者になる身としては、適切な対応を迅速かつ正確に行う事が求められると実感しました。

今回の経験を学びとして、今後は実際の現場で問題が起きた際に、自分自身がどのように対応するかを考えつつ、日々の学習を行っていく事が重要であると考えました。

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